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Writers プロフィール

池田敏
アメリカTV・映画ライター。映画誌・TV誌に寄稿し、「これが面白い! 海外テレビドラマ ベスト・テン2011-2012」(キネマ旬報社)で監修・企画協力をつとめた。


1月31日(木)S4#1「どん底からのリセット」“Kettle-Kettle-Black-Black”

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【STORY】
どこかの部屋に案内されたジャッキーは、若い女性から「電話もカフェインもメイクも禁止」と告げられる。バッグの中身を見せろという女性に、「空港じゃあるまいし」と毒づくジャッキー。
時は24時間さかのぼり、オールセインツ病院。「病院はクアンタム・ベイに買収された」というサム。同社は傘下の事業が、ホテル、銃器、鉄道、タバコ、ベビーフードなど何でも扱うらしい。エディはジャッキーに小さな花をプレゼントしてデートに誘うが、彼女は彼を無視。ジャッキーは臓器不全になる恐れがある青年のベッドへ。恋人を見て臨時のナースと誤解するが、彼女は犬のトリマーで、ナース服に似た仕事着姿。ゾーイは空気を読まず、思わず「いい服ね」とほめる。ジャッキーは腹ごしらえにと、青年と恋人に食べ物を差し入れする。
病院を出たジャッキーを、またもエディは待ち伏せ。エディに問い詰められたジャッキーは「不倫した理由はわからない」と言いながら、「駆け落ちする気もない」と断言。エディはフテ腐れて消える。教会に寄ったジャッキーは、謎めいた男性と出会う。彼女から彼に呑もうと誘い、彼のアパートへ。男性は6年前の極楽をもう一度味わいたいといい、あるクスリをジャッキーと楽しもうとするが、体調が急変する。あわてたジャッキーは電話でオハラを呼ぶが、男性は亡くなる。オハラに叱られたジャッキーは、全部自分が悪いと認める。オハラは救急車で来てくれたレニーとゾーイに、男性が心臓マヒで急死したとウソをつき、遺体を運んでもらう。
もうすぐ夜明け。オハラは自分が知るリハビリ施設の28日間コースにジャッキーを送り込もうと決心。その日の夕方に入所することを承諾したジャッキーが病院に出勤すると、青年が逃げ出すのではないかと心配する恋人。72時間は安静にしていないといけない青年に、ジャッキーは72時間分の抗生物質を盗んで与え、病院から逃げることを許す。一方、クアンタム・ベイからオールセインツに送り込まれたドクターのクルスは院内のスタッフを集め、自分は病院に明るい未来をもたらすと宣言しつつ、最後は「病院は慈善事業じゃない」と釘を刺す。そう演説するかたわら、抗生物質を盗んだジャッキーを見逃さなかったクルス。しかし、ジャッキーは「(薬代を)給料から天引きして」と言い残して去る。ジャッキーはアカライタスに、たまった休暇を28日分消化したいと頼む。前日もジャッキーに残業を頼んだアカライタスだがリハビリが目的と見抜き、彼女の休暇を許可する。
ジャッキーの夫ケヴィンは、妻や娘2人と別居しだしていたが、ジャッキーは研修で28日間留守にすると嘘をつき、娘2人をケヴィンに預ける。ケヴィンの部屋に訪ねてきたエディは、自分がジャッキーと浮気してきたことを暴露。ケヴィンは彼に殴りかかる。
クルスはアカライタスに、「これから2年間ナースとして働いて年金を満額受け取るか、すぐに退職して半額の年金を受け取るか」と迫る。アカライタスは渋々、ナースのボスにしてくれるならと前者の提案を飲む。リハビリ施設に着いたジャッキーとオハラ。自分が妊娠16週目だと明かすオハラに驚くジャッキーだったが、首から外したペンダントを「お守り」といってオハラの手に預けると、施設の玄関に入っていく……。

【今回の診断書】
待ちに待った「ナース・ジャッキー」新シーズンが始まりました。あらためてこのブログをよろしくお願いします。
今回は、番組史上でも異色の急展開。これまでも、自分がしていることをよくないと思いながら、嘘をつき通すことで逃げてきたジャッキーですが、ついにリハビリへ。彼女が施設に入所することを冒頭の場面で暗示しつつ、いきなりその24時間前にさかのぼるというストーリーテリングは、今回の狙いを見る者に、明確に示す仕掛け。印象的でした。
それでいて、これは優れたTVドラマの条件でもありますが、毎回少しでも各レギュラーキャラに見せ場を作るというサービス精神の健在に、いちファンとして安心しました。重病患者の恋人(犬のトリマー)の服と自分のナース服を比べて「いいわね」という不謹慎ぶりに笑いを誘われる一方、ジャッキーに「最高のナース」と言われて感動してしまったゾーイを筆頭に、明らかに病院の敵のような新キャラのクルスにもうすり寄り始めたクーパー、そんなクルスに好意を抱いたみたいな(?)ソー、ジャッキーに残業を頼んだ翌日、彼女に長期休暇を許したアカライタス(それでいてクルスにナースのボスの座を約束させるのが彼女らしい?)、そして妊娠が判明したオハラと、おなじみのキャラたちにそれぞれ見せ場があったのが引き続いて最高です。中でも圧倒されたのは、ヘッドフォンをしてwiiで遊んでいる娘2人の後ろで、ケヴィンがエディをボコボコにしているのに、娘たちはそれに気づかないという、これは笑わずにいられないという名シーンでしょうか。
なお、ジャッキーが教会で出会う男性役は人気バンド、グリーン・デイのビリー!

【始まって3分と少しから流れる歌】
ジョージ・ソログッド&ザ・デストロイヤーズ(George Thorogood & The Destroyers)の“I Drink Alone(ひとりぼっちで呑む)”。

【ジャッキーが教会で出会う男性役の人】
名前すらない役ですが、演じたのはグラミー賞に輝く人気ロックバンド、グリーン・デイのボーカル兼ギター、ビリーで、本名のビリー・ジョー・アームストロング名義で出演。短い出演ながら、その存在感はさすが!

【監督のリンダ・ウォレン】
前シーズン最後の2話と今回を演出した監督。カンのいい人はお気づきかもしれませんが、ソー役のステファン・ウォレンの姉です。元々女優として「めぐり逢えたら」に進出した後、脚本家や監督に転身。当番組では製作総指揮も務め、脚本を書くことも。

【マイク・クルス役のボビー・カナヴェイル】
前シーズン最終回のこのブログで紹介しました。

【今回の原題“Kettle-Kettle-Black-Black”】
英語のことわざ“The pot calling the kettle black.(鍋がやかんを黒いと呼ぶ)”に由来すると思われます。これは“自分のことを棚に上げて他人を批判する”という意味で、確かに今までのジャッキーはこうだったかもしれません。但し、なぜ繰り返してKettle-Kettle-Black-Blackにしたのかは不明。英語圏の人だとピンとくるのでしょうか。

2013.1.31|エピソード|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

やっぱり1話から面白くてあっという間に時間が過ぎちゃいます><
レニーへの電話でのジャッキーの嘘がお見事で笑いました(笑)
繊細だったグレースの机にあんなものが・・・グレースとの問題は深いですね。
今回は10話という少なさですが毎週ブログもあわせて楽しみにしてまーす(*^^*)

投稿: ゾーイらぶ | 2013年2月 2日 (土) 09時25分

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