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Writers プロフィール

池田敏
アメリカTV・映画ライター。映画誌・TV誌に寄稿し、「これが面白い! 海外テレビドラマ ベスト・テン2011-2012」(キネマ旬報社)で監修・企画協力をつとめた。


2月21日(木)S4#4「明るみに出た秘密」“Slow Growing Monsters”

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【STORY】
遊園地でひとりワゴンに乗るジャッキー。回る、回る。娘2人やゾーイに見守られ、笑顔がこぼれる。回る、回る。しかし、グレースが同じ年頃の少年と話しているのを見て動揺。止めてと叫んでも止まらないワゴン。ジャッキーの声が絶叫に変わりかけた頃、ようやくワゴンは止まる。下りたジャッキーはグレースのもとへ。少年はトッドといい、グレースに後で電話すると告げてその場を去る。ジャッキー、トッドに追いつくと彼から携帯を取り上げ、グレースの番号を消す。グレース、ジュースの栓をライターで開けてジャッキーに叱られるが、グレースはジャッキーを「リハビリに行っていたくせに」と責める。先日行った場所をネットで調べ、そこはリハビリ施設だと突き止めていた。事情を説明しようとする母親を後に立ち去るグレース。ジャッキーはケヴィンの部屋へ。冷たい態度のケヴィン。室内にはソファに座っている若い女性。実はリハビリに行っていたとケヴィンに告白するジャッキー。引き続いて冷たいケヴィン。黙って部屋を出たジャッキーはチャーリーに電話をかけ、教会の集会に一緒に出ようと彼を誘うが、そう楽しくもない。
オールセインツ。一連の件をオハラにグチるジャッキー。そこに担ぎ込まれる妊婦ジュールズ。ブドウを味見しただけで12ドルも取られそうになったと店員を殴り、警察に逮捕されたが、殴った右手を怪我しており、店員は元婚約者だという。お腹が大きいジュールズが産科に通院していないと知ったオハラは彼女にエコー検査をするが、デスモイド腫瘍だと診察。みんなが自分を妊婦だと誤解するのが楽しいというジュールズには多数のタトゥーが。オハラは急に自分にもタトゥーがあると明かし、若い頃、左の臀部に彫ったオーストラリアとイルカのタトゥーを見せる。
給与明細を見て激怒するジャッキー。いくら何でも給料が少ない。クルスの部屋へ抗議に行くが、クルスは彼女が盗んだ抗生物質や点滴の代金を天引きしたという。そしていきなり自分はかつてマイアミでバーテンダーをしていたと明かすクルスだが、原価でなら支払うというジャッキーにすんなり折れてみせる。
チャーリーから集会で会おうという返事が。ジャッキーは彼と公園へ。施設を出たチャーリーは楽しそうだが、まだ現実に絶望しているような様子。そばで老男性が倒れる。見かねたジャッキーは男性を心配するが、相手はお構いなしといった様子。振り返れば、チャーリーはいつの間にか消えている。
オールセインツの前。帰ろうとするエディの前にケヴィンが現われる。ケヴィンはジャッキーがどんなクスリをどれだけ摂取していたかをエディに尋ねる。そして「ジャッキーに伝えろ。子供は渡さない」と吐き捨て、その場から立ち去る。その夜、港で会うチャーリーとクルス。実はチャーリーはクルスの息子だった。同じ頃、オールセインツでは、これから退院するジュールズにジャッキーが酒を差し入れる。ジュールズはジャッキーにプレゼントをする。それはあるクスリだったが、ジャッキーはジュールズに見られないよう、ゴミ箱にクスリを捨てる。だが直後、ゴミ箱に飛び込んでクスリを探すが見つからない。途方に暮れて立ち去るジャッキー……。

【今回の診断書】
今回の「ナース・ジャッキー」も、遊園地の場面がジャッキーの夢なのか、それとも現実なのかという演出からしていきなり引き込まれました。とはいえ、大事件が起きない、いわば“箸休め”的なエピソードかと思いきや、後半には気になる急展開が。だから「ナース・ジャッキー」はたまらない、そう思ったファンは筆者だけでしょうか!?
ディテールの描写を見渡すと、ペニスが折れたという男性患者の面倒をみるアカライタス(ちなみにペニスは骨のように折れるものではありません、という時点で今回のアカライタスがお笑い担当なのが分かります)がちょっと面白く、また、そんな男性患者にソーが、かつて自分も同じ症状にかかったことがあると明かし、その時と同じ薬がいいとアドバイスするのがまたミステリアス(?)な効果をあげています。冒頭、ゾーイがジャッキーやその娘たちと遊園地に行ったのも新しいパターンですね。
何にせよ、今後の展開が引き続いて楽しみです。

【最後に流れる歌】
クリアレイク(Clearlake)の「Good Clean Fun (Nobody Remix)」です。

【ジュールズ役のロージー・ペレス】
スパイク・リー監督の「ドゥ・ザ・ライト・シング」でデビューした女優。「フィアレス」ではアカデミー助演女優賞にノミネート。ボビー・ブラウンやダイアナ・ロスの振付も担当した経験もある、と聞くと時代を感じますが、近年も米TV界を中心に活躍中。

【映画「トレインスポッティング」】
タイトルが長いせいか、字幕版ではやむなく省略して「ジャンキー映画」。確かにこの20年位で最もヒットした、ドラッグ依存症を描いた映画にはちがいありません。

【アイスランドのお金】
アイスランドの貨幣、アイスランド・クローナのことでしょう。ゾーイは、世界金融危機の影響下、一気にアイスランド・クローナ安になった(価値が半分近くに減った)ことに例えて自分の給料が減ったと言いたかったのでしょう。実はそのためにアイスランドは輸出高が増えて景気はよくなったのですが、ゾーイら米国の庶民には関係ありません。

【デスモイド腫瘍】
骨格筋の結合織・筋膜・腱膜から発生する良性腫瘍で線維腫症の一種。とはいえ、局所再発を繰り返すので、悪性と良性の境界に位置する腫瘍と考えられているそうです。

2013.2.21|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

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