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About ナース・ジャッキーについて

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Writers プロフィール

池田敏
アメリカTV・映画ライター。映画誌・TV誌に寄稿し、「これが面白い! 海外テレビドラマ ベスト・テン2011-2012」(キネマ旬報社)で監修・企画協力をつとめた。


2月28日(木)S4#5「ルームメイト」“One-Armed Jacks”

5

【STORY】
食器で卵を割るジャッキー。朝食を作って娘たちに起きるよう急かす……が、娘たちがいないことを思い出す。娘たちが夫ケヴィンと暮らしていることを忘れていたのだ。ジャッキーはせっかく焼いたパンケーキを持ってオハラの家へ。夫とよりを戻したいという彼女にオハラは無理だというが、ジャッキーはケヴィンにランチをしようと電話する。
オールセインツでは、実家を出たいというゾーイが別の病院でパートを始めたといい、ルームメイトを探すビラを持参していた。“今日は爆弾を落とす”というクルス。ナース服を統一するというのだ。クーパーはナースが着るよう手伝う役目を志願する。
27歳の男性ティモシーが、橋から身投げしてオールセインツに担ぎ込まれる。恋人との心中で、死亡した恋人ジェスと手錠でつながっていたが、そのせいで彼の左腕は引きちぎられていた。左肩が痛いジャッキーはエディに手伝ってもらい、テープで肩を固定しながら、今までごめんねと彼に謝罪する。そんなエディは、飲酒してから出勤した様子。ケヴィンからジャッキーに、ランチをしようという返事が。ジャッキーはソーにメイクを手伝ってもらい、ケヴィンと約束したレストランへ。しかしそこに現れたのは、離婚のための書類を持った臨時の代理人だった。代理人が立ち去った後、ジャッキーは思わずウェイトレスにウイスキーのオン・ザ・ロックをオーダーするが、普通のランチに訂正する。それでも収まらないジャッキーは、電話ちょうだい、とチャーリーの携帯の留守電に残す。
ゾーイの“求むルームメイト”というビラは、クルスによって次々と剥がされていく。そして院内ではナースが集められ、新しい制服を着るかどうか自由討論会(実際は選択の余地が無い新制服説明会)が開かれるが、仕切り役を買って出たクーパーの熱意は空回りし、ナースたちは次々と去っていく。
クアンタム・ベイの圧力で、ナース歴35年目なのに資格更新をしないといけないのかとグチるアカタライタス。オハラはお腹の子は男の子だと明かし、クーパーはおもちゃを持って彼女のお腹の子をあやそうとするが、それは明らかにうざったがられる。
ジャッキーはゾーイに、ルームメイトになってもいいと提案。大喜びのゾーイ。そんなジャッキーとゾーイが乗ったタクシーはティモシーとジェスが飛び降りた橋を通る。
一方、クルスは再びチャーリーと会う。“親子っぽいことをしよう”と提案するチャーリーにクルスは小遣いを渡してやり過ごそうとするが、チャーリーは去っていく……。

【今回の診断書】
最初からテンションが高い上、情報量も多かった「ナース・ジャッキー」のこのシーズンですが、今回は恐らく“箸休め”的な、よくも悪くも息継ぎ的エピソードだった……と思わせつつ、実はクルスとチャーリーが父子だという衝撃の事実を明かし、やはり今回も楽しませてくれました。ジャッキーとゾーイのルームメイト関係も気になるところで、次回以降も楽しみです。
加えてユーモラスな場面が多く、“コンブチャ(昆布茶)”を飲んでいたクルス(実際はヘルシードリンクのようなものだという説も)にからかわれたソーが、クルスを気に入っているのでむしろそれを喜ぶとか、クーパーが“僕がアホだと思う人”と尋ねて、多くのナースに手を挙げられるとか、くすりと笑わされました。
一方、真面目な場面も幾つか。自分は産科だからとオハラを心配するクルスの“患者は最高の治療を受ける権利がある”という台詞や、クーパーがエディに“自分に子供はいらない。顔はよくても情緒不安定では困る”という自虐的な会話に驚かされました。
そして誰より、ジャッキーとルームメイトになったゾーイが印象的でした。ラスト、パンケーキと聞くと踊りたくなるといい、ジャッキーが焼いているそばで踊る姿は、何とも微笑ましかったですね。

【最初に流れる歌】
1961年から活動している女性R&Bシンガー、ディー・ディー・シャープ(Dee Dee Sharp)の“There Ain't Nothin' I Wouldn't Do For You”です。

【終わりに流れる歌】
ロサンゼルスが拠点のポップ・カルテット、オー・ダーリング(Oh Darling)の“Prettiest Thing”です。

【カーター政権】
アカタライタスは、カーター政権以来と言いながら煙草を吸うように。カーターとは、第39代米国大統領のジミー・カーターのこと。カーター政権は1977~81年だったので、約30年ぶりとなりますが、何となくアカタライタスの年齢をほうふつとさせます。

【バイオニック・ジャッキー】
1976~78年に全米放送されたTVドラマ「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」に引っかけたギャグ。体の一部が機械になった美人サイボーグ、ジェミー(リンジー・ワグナー)がヒロインで、日本でも当時人気が高かったSFアクションドラマです。

2013.2.28|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

2月21日(木)S4#4「明るみに出た秘密」“Slow Growing Monsters”

4

【STORY】
遊園地でひとりワゴンに乗るジャッキー。回る、回る。娘2人やゾーイに見守られ、笑顔がこぼれる。回る、回る。しかし、グレースが同じ年頃の少年と話しているのを見て動揺。止めてと叫んでも止まらないワゴン。ジャッキーの声が絶叫に変わりかけた頃、ようやくワゴンは止まる。下りたジャッキーはグレースのもとへ。少年はトッドといい、グレースに後で電話すると告げてその場を去る。ジャッキー、トッドに追いつくと彼から携帯を取り上げ、グレースの番号を消す。グレース、ジュースの栓をライターで開けてジャッキーに叱られるが、グレースはジャッキーを「リハビリに行っていたくせに」と責める。先日行った場所をネットで調べ、そこはリハビリ施設だと突き止めていた。事情を説明しようとする母親を後に立ち去るグレース。ジャッキーはケヴィンの部屋へ。冷たい態度のケヴィン。室内にはソファに座っている若い女性。実はリハビリに行っていたとケヴィンに告白するジャッキー。引き続いて冷たいケヴィン。黙って部屋を出たジャッキーはチャーリーに電話をかけ、教会の集会に一緒に出ようと彼を誘うが、そう楽しくもない。
オールセインツ。一連の件をオハラにグチるジャッキー。そこに担ぎ込まれる妊婦ジュールズ。ブドウを味見しただけで12ドルも取られそうになったと店員を殴り、警察に逮捕されたが、殴った右手を怪我しており、店員は元婚約者だという。お腹が大きいジュールズが産科に通院していないと知ったオハラは彼女にエコー検査をするが、デスモイド腫瘍だと診察。みんなが自分を妊婦だと誤解するのが楽しいというジュールズには多数のタトゥーが。オハラは急に自分にもタトゥーがあると明かし、若い頃、左の臀部に彫ったオーストラリアとイルカのタトゥーを見せる。
給与明細を見て激怒するジャッキー。いくら何でも給料が少ない。クルスの部屋へ抗議に行くが、クルスは彼女が盗んだ抗生物質や点滴の代金を天引きしたという。そしていきなり自分はかつてマイアミでバーテンダーをしていたと明かすクルスだが、原価でなら支払うというジャッキーにすんなり折れてみせる。
チャーリーから集会で会おうという返事が。ジャッキーは彼と公園へ。施設を出たチャーリーは楽しそうだが、まだ現実に絶望しているような様子。そばで老男性が倒れる。見かねたジャッキーは男性を心配するが、相手はお構いなしといった様子。振り返れば、チャーリーはいつの間にか消えている。
オールセインツの前。帰ろうとするエディの前にケヴィンが現われる。ケヴィンはジャッキーがどんなクスリをどれだけ摂取していたかをエディに尋ねる。そして「ジャッキーに伝えろ。子供は渡さない」と吐き捨て、その場から立ち去る。その夜、港で会うチャーリーとクルス。実はチャーリーはクルスの息子だった。同じ頃、オールセインツでは、これから退院するジュールズにジャッキーが酒を差し入れる。ジュールズはジャッキーにプレゼントをする。それはあるクスリだったが、ジャッキーはジュールズに見られないよう、ゴミ箱にクスリを捨てる。だが直後、ゴミ箱に飛び込んでクスリを探すが見つからない。途方に暮れて立ち去るジャッキー……。

【今回の診断書】
今回の「ナース・ジャッキー」も、遊園地の場面がジャッキーの夢なのか、それとも現実なのかという演出からしていきなり引き込まれました。とはいえ、大事件が起きない、いわば“箸休め”的なエピソードかと思いきや、後半には気になる急展開が。だから「ナース・ジャッキー」はたまらない、そう思ったファンは筆者だけでしょうか!?
ディテールの描写を見渡すと、ペニスが折れたという男性患者の面倒をみるアカライタス(ちなみにペニスは骨のように折れるものではありません、という時点で今回のアカライタスがお笑い担当なのが分かります)がちょっと面白く、また、そんな男性患者にソーが、かつて自分も同じ症状にかかったことがあると明かし、その時と同じ薬がいいとアドバイスするのがまたミステリアス(?)な効果をあげています。冒頭、ゾーイがジャッキーやその娘たちと遊園地に行ったのも新しいパターンですね。
何にせよ、今後の展開が引き続いて楽しみです。

【最後に流れる歌】
クリアレイク(Clearlake)の「Good Clean Fun (Nobody Remix)」です。

【ジュールズ役のロージー・ペレス】
スパイク・リー監督の「ドゥ・ザ・ライト・シング」でデビューした女優。「フィアレス」ではアカデミー助演女優賞にノミネート。ボビー・ブラウンやダイアナ・ロスの振付も担当した経験もある、と聞くと時代を感じますが、近年も米TV界を中心に活躍中。

【映画「トレインスポッティング」】
タイトルが長いせいか、字幕版ではやむなく省略して「ジャンキー映画」。確かにこの20年位で最もヒットした、ドラッグ依存症を描いた映画にはちがいありません。

【アイスランドのお金】
アイスランドの貨幣、アイスランド・クローナのことでしょう。ゾーイは、世界金融危機の影響下、一気にアイスランド・クローナ安になった(価値が半分近くに減った)ことに例えて自分の給料が減ったと言いたかったのでしょう。実はそのためにアイスランドは輸出高が増えて景気はよくなったのですが、ゾーイら米国の庶民には関係ありません。

【デスモイド腫瘍】
骨格筋の結合織・筋膜・腱膜から発生する良性腫瘍で線維腫症の一種。とはいえ、局所再発を繰り返すので、悪性と良性の境界に位置する腫瘍と考えられているそうです。

2013.2.21|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

2月14日(木)S4#3「早すぎた復帰」“The Wall”

3

【STORY】
リハビリ15日目のジャッキー、まだ落ち着かない。久しぶりに会ったグレースがアイラインを引いていたのがショックだったようだ。16日目、ジャッキーはカウンセラーのローラに「娘のグレースといたい」といい、リハビリの早期終了を申し出る。ローラは「リハビリを早く終了した人は死ぬか逆戻り」とジャッキーにアドバイスするが、ジャッキーの決意は変わらない。施設の前でタクシーを拾おうとしたジャッキーに、チャーリーは施設の窓から、自分の電話番号を書いたトイレットペーパーのロールを投げつける。
病院に復帰したジャッキーはクルスに謝罪して和解を取りつけた直後、職員が患者1人あたりに応対する時間を制限するというクルスの提案は受け入れられないと突っぱねる。その一方、クーパーの心ない一言、「髪型が嫌い」に過剰に反応し、27歳の時以来、久しぶりに泣いたとオハラの部屋を訪ねる。病院に戻って以来、ジャッキーを心配していたオハラは施設に戻るかとジャッキーに問うが、ジャッキーは頷かない。
そんなジャッキーに、かつて(第3シーズン)病院から薬物をくすねていたアフリカ系男性ナースのケリーは、あるクスリを渡す。クスリを使うかどうか悩んだジャッキーは結局、クルスにケリーを処分しろと告げ口する一方、ケリーには今すぐ病院から逃げろと進言。冷静に患者の引き継ぎをしたケリーは、警官が到着する前に逃げる。
エディはいきなりジャッキーに向かって、自分との不倫をケヴィンにばらしたと明かしてくる。再び訪ねたオハラの部屋で、大きくなった彼女のお腹を見るジャッキー。子供は男の子のようだが、それでもまだオハラは父親が誰か明かそうとしない。夜、誰も待っていない自宅に帰ったジャッキー。そこでグレースは数々の不満をぶちまける文句を書き殴っていた。ジャッキーはその上に黙々とスプレーペンキで書く、「許しません!」と。

【今回の診断書】
確かに邦題の「早すぎた復帰」にすべてが凝縮されていたような今回の「ナース・ジャッキー」、いかがでしたか。ドキドキさせられつつもこのシーズンは引き続いて情報量が多く、ストーリー自体はシンプルでしたが気になる情報も多かったので、ここで復習しておきましょう。
まず、カウンセラーのローラ。自分も施設にいたことがあるという衝撃発言に続き、子供が1人いると明かしました。そして、今シーズンからの新キャラ、クルス。「効率第一」と改革を進めるクルスに不満なゾーイ。しかしソーやサムとのムダ話中、レニーにイメチェンを願うゾーイに、クルスは「人の個性は、それぞれだ」とまともな発言も。
あと細かいところでは、ケリーの扱い方が絶妙。前シーズンでジャッキーと同類のトラブルメーカーとして登場した彼が、今シーズンでは今回いきなり再登場したのがまず面白いし、ジャッキーが現状では新たな敵であるクルスから自分を守るため、ケリーのことをクルスに告げ口しながらも、ケリーには警察が来る前に逃げろと忠告。このシーズンでは気が弱っているかのようなジャッキーですが、悪知恵の健在(?)はファンなら嬉しいはず。
そして今一番気になるのは、ジャッキーとオハラの関係かもしれません。前シーズンまでは、ジャッキーが母性の象徴でオハラが独身のそれだったのが、オハラが妊娠した当シーズンから、どうも逆転しだしているような気がします。ジャッキーが27年ぶりに泣いたのがオハラの前であること、そんなオハラが父親を隠すという、まるで今までのジャッキーのような秘密を持ったこと。2人の関係はどうなるのか、次回も気になりますよ!

【最初に流れる歌】
ジョージ・クリントン、ブーツィー・コリンズらが所属した米国の伝説的ファンクバンド、ファンカデリックの“Can You Get to That”。同バンドのサードアルバム「Maggot Brain」の2曲目です。

【最後に流れる歌】
Bright Little Fieldというバンドの“We're Coming Out”です。

【レックス・ライアン】
掻爬手術の3日後、オールセインツに担ぎ込まれた女性患者は、体が大きいので薬が効かないのではと噂されますが、そんな体の大きさを例えられたのが、プロアメフトのニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチであるこの人。とにかく体が大きい巨漢なので、例に挙がったようであると同時に、ニューヨーカーたちならではのネタにもなったようで。

2013.2.14|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

2月7日(木)S4#2「リハビリ万歳!」“Disneyland Sucks”

2

【STORY】
リハビリ開始から5日目まで施設の相部屋のベッドで、もがき続けるジャッキー。ふと近くを見ると、同室の老女ドリスが自分の荷物をあさっている。ジャッキーに気づいたドリスはジャッキーの右足の親指をフォークで軽く刺し、意味ありげにニヤリと笑う。
施設の一室、輪になって座り、身の上話をする患者たち。高価なピエロの話をするのはこれが6度目のトリッシュ、プロ野球選手のウェイン、髪を緑色に染めた17歳の少年チャーリー、そしてドリス、ジャッキー。ドリスはカウンセラーのローラに、自分の荷物をジャッキーが盗んだと言い、その変人ぶりにいらっとするジャッキー。そんなジャッキーは一同に対し、「私はナース、それだけ」としか言わないが、ローラに促され、「尿で足を滑らせて腰を売って以来、鎮痛剤がやめられくなった」と、自己紹介させられる。
オールセインツでは、アカライタスがナース服で出勤。彼女をファーストネームのグロリアで呼んだソーは睨まれ、アカライタスさんと訂正する。屋上でクルスはオハラとクーパーに、これからは身近な病院のイメージではなく、業務を拡張して医療センターにしたいとビジネス構想を語る。まずヘリポートを作ろうというクルスに、同意するクーパー。オハラは急に、自分の妊娠を2人だけに明かす。院内では新しい親会社、クアンタム・ベイの管理が厳しいため、ナースたちはグチる。しかもクルスはオハラのオフィスは自分が使い、オハラはアカライタスと同じオフィスを使えという。とはいえ、産科医としてオハラを気づかうような素振りも見せる。
ジャッキーはローラから、家族などとの面会はあと1週間禁止だといわれる。物置部屋でジャッキーはチャーリーと出くわす。17歳なのに4度目のリハビリだというチャーリーに、ジャッキーは実は腰痛はウソで、自分がクスリに手を出したのは、33歳の時に出産したグレースが2年間も泣きやまなかったからだと真実を明かす。チャーリーが隠していた携帯電話を使い、ジャッキーはオハラに電話をかけ、「グレースに会いたい」と頼む。
ジャッキーは病院の受付の女性に適当なことを言って席からどかせると、聴診器を首にかけてそこに座る。オハラが連れてきたグレースを抱きしめたジャッキーは、自分はここで当分働くとウソをつく。ジャッキーのそんなルール違反を知ったローラは、荷物をまとめろという。キレたジャッキーは部屋に戻ってそうするが、そこに来たローラは「あなたはナースじゃない。救うべきは自分自身」だといい、退院しなくていいと告げる。
夜、ドリスの様子がおかしくなる。即座に脳卒中だと見抜くジャッキー。救命士たちに運ばれるドリスを見送ったローラは、ジャッキーに「人を救ってうれしいか」と尋ねる。「うれしい」と答えるジャッキー。そしてもう一度つぶやく、「うれしい」。

【今回の診断書】
今回の「ナース・ジャッキー」、かなり充実した内容でした。厳しい態度のカウンセラー、ローラですが、相当ジャッキーの内面に踏み込んできました。そして、ジャッキーが現実から逃避気味であること、また、最後の方では「ジャッキーは他人ばかり救っているが、本当に救うべきは自分自身」と、ジャッキーにとって大切なことを指摘します。これはひょっとしたらジャッキーだけではなく、彼女を応援するファンの中にもそういう人はいやしないか、という番組の作り手たちのメッセージではないかとまで感じました。それと今回はこれまでジャッキーについて意外と明かされていなかったことの数々、誕生日が8月22日であること、33歳でグレースを出産したこと、いま住んでいるのがクイーンズであること、グレースを生んだ頃の苦悩など、新事実がいくつも判明しました。逆にいうと第4シーズンまでよく伏せてこられたなとも思え、「ナース・ジャッキー」が本当にいいドラマだとあらためて感心させられた次第です。
とはいえ、オールセインツ病院は引き続いて大騒ぎに。クアンタム・ベイやクルスにつくかどうか(クーパーは性格からして絶対にクルスに味方しそうですが)、おなじみの顔ぶれが二分しないよう、当分は心配させられるでしょう。もっとも、細かいブラックユーモアは健在で、前回ケヴィンにボコボコにされたエディの顔とか、施設の患者の1人、ウェイン(フェラーリに乗っているということは大物選手)が「エアバッグが見たい」という理由で事故を起こしたとか(どんな理由だ!)、この番組ならではのおかしさです。
さて、放送の最後に流れた次回予告を見ると、ジャッキーはオールセインツに復帰するようですが、エピソード題が「早すぎた復帰」というのが何とも期待させられます。ローラや他にもユニークな患者もいる施設に、ジャッキーが戻るのも意外とありではないかと思ったりして……。いえ、ジャッキーにはよくなってほしいですよ、もちろん。

【最初に流れる歌】
人気のオルタナティブ・アーティスト、ベック。その2006年のアルバム「ザ・インフォメーション」から最初にシングルカットされた「ナウジア(Nausea)」です。

【ドリス役のメアリー・ルイーズ・ウィルソン】
米国の演劇・映画・TVで活躍するベテラン女優。後にTVムービー「グレイ・ガーデンズ 追憶の館」の原作になったオフブロードウェイのミュージカル「グレイ・ガーデンズ」でトニー賞に輝いています。

【ウェイン役のカーメロ・アンソニー】
プロバスケのニューヨーク・ニックスのスター・プレイヤー。豪華なゲスト出演!

【トリッシュ役のマーガレット・コリン】
TV「ゴシップガール」のエレノア・ウォルドーフ(ブレアの母親)役でもおなじみ。今回もお金を持ってそうな役で(笑)。

2013.2. 7|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)