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Writers プロフィール

池田敏
アメリカTV・映画ライター。映画誌・TV誌に寄稿し、「これが面白い! 海外テレビドラマ ベスト・テン2011-2012」(キネマ旬報社)で監修・企画協力をつとめた。


3月7日(木)S4#6「ゾーイの乙女心」“No-Kimono-Zone”

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【STORY】
病院。ジャッキーが自分の席の引き出しを開けると、1錠の青いクスリ。飲み込む彼女の背後にクルスが忍び寄り、彼女の両肩に両手を置く。「やめるはずでは」という彼に、いきなり熱いキスをするジャッキー……。それは病院で仮眠していたジャッキーの夢だった。現れたオハラのお腹はすっかり大きくなったが、起きたジャッキーに「本当にクスリを飲んでクルスとセックスした」と告げる……。が、それもジャッキーの夢だった。自宅のキッチンでは、ルームメイトになったゾーイが日本の着物姿でいる。「キッチンは着物禁止ゾーン」というジャッキーだが、グレイスとペイトンにお弁当を渡して見送ったゾーイは、レニーにもらった婚約指輪をジャッキーに見せ、嬉しそうな表情を浮かべる。
出勤前、病院の前で話すジャッキーとオハラ。妊娠して我慢するものが増えたというオハラに、ジャッキーは夢でクルスとセックスしたと明かす。そこへケヴィンの弁護士から娘たちの親権を争うと電話で連絡が。オハラ、落ち込むジャッキーの肩を抱き寄せる。
席に着いたジャッキーだが、引き出しにクスリはない。彼女の両肩にクルスが両手を置き、来いという。クルスはオフィスでジャッキーに個人記録を見たが、20年で1件も苦情がないどころか、一切のデータが消えているという。クルスはジャッキーを疑っているようだが、そこへ別の病院から患者が。重さ400キロの金庫が足に落ちた男性だ。前の病院はその足の切断すると診断したが、クルスは何とか切断を回避したいという。
赤ちゃんを預ける保母の候補を探すオハラ。そこへ現れたクーパーは、オハラのお腹を赤ちゃんが蹴ったことに気づき、お腹の赤ちゃんに声をかけ始める。やめさせるオハラ。どうやらクーパーは保父になりたいようだ。
病院には、ホルモンの投与で女性になった患者ロナが来る。ホルモンの副作用で肝炎になっているとオハラは診断し、飲み薬を禁じる。男性に戻るなら死んだほうがマシといい、退院しようとするロナを引きとめるジャッキー。そこに突然現れたアカライタスは、性転換専門の医療センターをロナに教える。また、保険証の名前は本名のマークなので支払い義務は3200ドルになると指摘すると共に、ロナの名前だと保険は使えないが支払い義務もないといい、どちらにするか慎重になれといい、ロナは「自分はロナだ」と答える。
ジャッキーを心配するアカライタスだが、データのことは知らないという。ロナの問題をエディに質問したジャッキーは、彼から最近どうだと尋ねられ、ケヴィンに訴えられたと明かす。エディが先日、ジャッキーが使った薬をケヴィンに教えてしまったことを告白すると、ジャッキー、激怒する。
指輪を失くしたと気づいたゾーイはパニックで、必死に指輪を捜す。ジャッキーは手伝うが、机の下から1錠のクスリを発見。指輪はクーパーが見つけ、ゾーイは彼を抱きしめる。ジャッキー、エディのオフィスの専用箱にクスリを捨てようとするが、結局は思いとどまる。高価なハイヒールがずらりと並ぶ、オハラの部屋。ジャッキー、ケヴィンが親権だけでなく家の所有権も主張し、しかも裁判で自分は不利だとグチる。薬をやめてから悪いこと続きだと嘆くが、オハラは強く否定。ジャッキーがクスリを見せるとオハラ、聖母マリアのネックレスとシャネルの服・靴と交換させる。聖母マリアに祈るジャッキー。

【今回の診断書】
最初の“二段・夢オチ”からして楽しくなると思いきや、後半に行くにつれて大変なことになっていった「ナース・ジャッキー」。ラストは少し希望を感じさせましたが、ジャッキーとオハラ(やはり彼女は心強いながら)は当分大変な事態が続きそうです。筆者が本作が好きなのは、常に幸福と不幸が同居しているからとあらためて感じましたね。
だからか、ジャッキーとオハラ(合計50万ドル相当の靴を所有!)以外の面々にもユニークな見せ場が。筆頭は邦題にも名前が入ったゾーイでしょう。引き続いてジャッキーの娘たちと仲がいいのはともかく、いきなり日本の着物姿でびっくり。ジャッキーに対し、いつも以上に面倒くさそうな発言を連発。ところが終盤、レニーと婚約したのを後悔しているような模様……。気になります!
他のキャラも、患者に優しい面を見せ始めたクルス、ロナのベッドにカーテンをがばっと開いて入ってきて、「この道30年で福祉には詳しい」と言ったアカライタス(カッコいい!)、名字がヒルトン(絶対にパリス・ヒルトンの影響!)というロナもよかったです。あと、「スペイン語は職場で覚えた」のはジャッキー・トリビアに追加しましょう!

【当エピソードの原題「着物禁止ゾーン(No-Kimono-Zone)」】
これは筆者の想像ですが、作り手たちは日本の女性がおしとやかで従順というイメージを持っているんじゃないかと。その解釈自体、ポジティブでもネガティブでもあってOKとするなら、女性キャラ陣の動揺や戸惑いを描いた今回にふさわしかったと思います。居場所を失った女性たち、なんでしょう。

【ロナ(マーク)役のMJ・ロドリゲス】
同姓同名の人が他にいなければ、存在感ある女優さん……ではなく男優さんです。プロとしての映像出演は今回が初めてのはず。先がけてオフ=ブロードウェイの舞台「レント」に出演。本作に出演した頃はまだ20歳だったようです。大抜擢に熱演で応えました。

2013.3. 7|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

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